腰痛の方に多い「反り腰」!なぜ「反り腰」になるの?
腰痛の方に多い「反り腰」!なぜ「反り腰」になるの?
腰痛でお悩みの方の多くが「反り腰」であるということが言えます。
当院に来院されるほとんどの方が「反り腰」です。
本人は気づいていない「隠れ反り腰」の方も多いという事実があります。
では、反り腰とはどんな状態かというと
骨盤が理想と思われるポジションよりも前に傾いている状態ということになります。
画像だと左が理想、右が「反り腰」の状態といえます。
Youtube で「反り腰改善」で検索すると、星の数ほどの動画があります。
しかし、改善するためのストレッチばかりでなぜ「反り腰」になるのか?その原因を説明してるものは見当たりません。
そこで今回はなぜ?
反り腰になってしまうのか?その原因を解説したいと思います。
ほとんどの方は特に意識することなく『普通』に立っていると思います。
しかし、もしこの普通が無意識のうちに歪んでいたり癖のある立ち方になっているのだとすればいかがでしょうか?
姿勢を良くする時によく言われるのは
「上から糸で引っ張られているように、あごを引いて、胸を張って、お腹を引っ込めるようにしなさい」という方法ですが
いったい何分維持できますか?
朝、学童が登校する様子を観察していると、とても良い歩き方や立ち方をしているのですが、中学生くらいになってくると反り腰や内股で歩く子が見え始めます。
学校で「背筋を伸ばして良い姿勢にしなさい」とか、
朝礼のときに「足をそろえて気を付けの姿勢で立ちなさい」と言われるということをよく聞きます。
学校の先生方は何を根拠にその姿勢を指導しているのでしょう?
もし「立腰教育」というのであれば時代錯誤も甚だしいといえます。
「両足で正しく立つ」ということを
「4スタンス理論」で有名な廣戸聡一先生が説明されている動画があります。
5:37の動画ですが1:00過ぎ位から立ち方の説明になります。
ゴルフに興味のない方も’’立ち方’’の参考にご覧ください。
4スタンス 廣戸聡一と横田真一の…」① 「両足で正しく立つ」
両足できちんと立つポイントは
➀土踏まずが地面に向いていると思う
➁仙骨が垂直に立ってると思う
③肩甲骨がまっすぐに垂直に立ってると思う
ということです。
ご自分の仙骨と肩甲骨が垂直にまっすぐ立っている感じでリラックスして立ってみてください。
背骨(胸郭)をフリーな状態にして、どんな動きでも対応できる状態で準備するということが大事です。これはスポーツ選手に限らず、誰でも同じです。
ここで肝心なことをもう一つ、私から補足させて頂きます。
それは両足のつま先の向きです。
両膝を伸ばして、仙骨も肩甲骨も垂直にまっすぐになるように立つには、両足のつま先の角度が90°になるくらいに開くことです。
この動画ではゴルフをするときの正しい立ち方ということで、膝を伸ばしていない、軽く曲っているという状況で説明されていると思います。
つま先を開くことで、大腿骨と寛骨のポジションが骨盤がまっすぐ立てるようになっているのです。
こうすることで、大腿骨と脛骨の2本の骨が一本の骨のようになって、骨盤が正しいポジションに納まり、その上の背骨や頭部も理想のポジションに落ち着くのです。
決して、両足が平行や内股では理想のポジションにはなりません。
まして、内股は「百害あって一利なし」若いうちは不調に気づいてなくても(不調を不調と感じてないかも)年齢とともに重大なヒザや腰の不調が現れることになります。
内股の問題に関してはネット検索すると解説しているサイトが多くありますのでそちらをご覧ください。
まとめ なぜ「反り腰」になったか?
それは、立っている時の両足の角度が狭かったから、仙骨を真っすぐに立てることが出来なかったため。ということです。
しかし、歩行時や椅子に座っているときは両足の角度は平行でOKです。90°というのは両足で立つ時に膝が伸びている状態ということです。歩行時は膝が曲ってますから90°を意識してガニ股で歩く必要はありません。
両足で立つ時に膝が伸びている状態は頭の先から土踏まずまで1本の竹のようにしなやかにバランスよく骨格で立てている状態だということです。もっとも効率よく省エネで立つことができています。
この図の左がそうです。
このとき、右の絵は、姿勢を安定させるために無駄に背中の筋肉を使ったり、太腿裏のハムストリングスやお尻の筋肉、ふくらはぎの筋肉をを使いながら姿勢を維持しなくてはなりません。
「廣戸先生の4スタンス」のつづきはこちらからご覧になれます。
4スタンス 「強いインパクトを生む方法!」②「両手で体幹上でグリップする」
4スタンス 「強いインパクトを生む方法!」③「体幹主動」
4スタンス 「強いインパクトを生む方法!」④「右手は常に上」
4スタンス 「強いインパクトを生む方法!」⑤「一挙動!」
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